先日、5月26日に福祉・医療・健康の総合展ウェルフェア2023に参加しました。
我々、福祉用具貸与事業所としても非常に興味深い内容でしたので、ぜひ皆さんに共有したいと思います。
率直な感想としましては、技術の進歩が格段に進んでいる印象でした。
介護サービスを受けるご利用者様はもちろん、その業界で働く人たちの助けになる技術も進化していると感じ、今後の超高齢化社会に向けての準備が進められているように感じます。
最新の電動カートが登場
株式会社今仙技術研究所様の最新の電動カート「myride」
従来の電動カートに比べ、スタイリッシュな見た目でデザイン性が高いのが特徴的です。
myrideのすごいところ
- 軽量(本体重量42.5kgとかなりの軽量)
- スイッチ操作で本体をコンパクトに折りたたみ可能
- タイヤ・ホイールのデザイン性
重いものだと100kgを超える電動カートですが、非常に軽量タイプとなりました。
しかも、電動格納機能機能という本体を折りたためる最新の機能がついたので、省スペースに収納ができるようになりました。
他にも、アームサポートに跳ね上げ機能がついて移乗がスムーズにおこなえるようになったり、操作ボックスに液晶パネルがついて操作しやすくなりました。
後方、両側面にLEDランプが装備してあり、安全面にも非常に考慮されているという印象です。
実際に生で見た感想としましては、自分が高齢者だったらぜひ愛用したい!と思いました。
安全面に考慮された機能がついて、かつデザイン性が高いので、自動車を最近手放した高齢者の方には特におすすめな商品ではないでしょうか。
人気の歩行器にNewカラー登場
株式会社島製作所様の人気歩行器「シンフォニースリムSP」。
今回のウェルフェア福祉機器展で拝見したのは、ダマスクローズ柄の新作でした。
シンフォニースリムSPは弊社のご利用者様の愛用率も高く、非常に喜ばれている商品です。
その商品にカラーバリエーションが増えたのは、今後より人気商品になると思われます。
こんな人におすすめ
- お洒落な歩行器を使いたい
- 軽量・コンパクトに使いたい
- ちょっとした買い物に使いたい
他にも屋外歩行器として、シンフォニーバスケットスリムという商品もおすすめです。
まさに外出用に特化した屋外歩行器になります。
大容量で前にも後ろにも座ることができるので、利便性が非常に高い商品です。
さらに買い物カゴも置くことができるので、頻繁に外出される高齢者の方におすすめな商品といえます。
介助者に寄り添ったポータブルトイレ
日本セイフティー株式会社様のポータブルトイレ「ラップポン」。
ご利用者様はもちろん、介助者様の負担軽減にもなるポータブルトイレになります。
ラップポンの特徴
- 衛生的:袋が密封され、臭いの拡散を防止
- 介護・掃除の負担を軽減
- ワンプッシュで操作が簡単
高齢者のトイレ介助で悩みを抱えているご家族様の声も、非常に多く聞きます。
その中でも、掃除の手間や臭いの問題について悩まれていることが多いです。
そんな悩みを解決してくれるような商品がラップポンになります。
実際にウェルフェア福祉機器展で商品を生で見ましたが、操作性も簡単なので高齢者の方にとっても使いやすい印象でした。
ロボット介護機器:移乗アシスト
マッスル株式会社様の移乗アシストであるロボット介護機器「SASUKE」
車椅子からベッドに移乗する際など、移乗介助の負担を軽減してくれる介護ロボットになります。
テクノロジーを活用した介護技術により、介護業界の人材不足の解消や、職員さんの負担軽減にも繋がる画期的な商品です。
【実際に体験した様子がこちらです↓】
専用シートでしっかり固定されるので安心して体を預けることができます。
1人でも、軽い力で移乗介助が可能ので、介護をおこなう方の腰部への負担がかなり軽減されます。
介護施設様に非常に喜ばれる商品です。
他にも印象深い機器を紹介
他にも非常に興味深い福祉機器や、その他医療機器がありましたので紹介します。
お洒落なローラー杖
バイコロ技研様のローラー杖。
腰に当てて地面を押すことで体重が杖に分散されるので楽に歩くことができるみたいです。
酸素ボンベやペットボトルなども収納できるのも便利ですね。
安定感のあるローラータイプの杖といった印象でした。
テクノロジーが発展した機器
RoBohoN(ロボホン)
歌って踊ったりでき、顔や会話を覚えて成長するロボット。
【株式会社ベネフィットジャパン様】
laevo(レイボ)
重たい荷物のサポート機器。
肩、腰の負担を軽減。
【株式会社加地様】
JOYカート
折りたためる電動カート
省スペースで収納が楽。
【株式会社NOAA様】
まとめ
今回のようなウェルフェア2023のようなイベントは、我々、福祉用具専門相談員として非常に勉強になる機会でした。
最新の機器等を実際に生で見て体感することで、よりご利用者様目線での選定をすることが実現できます。
また、弊社のホームページを通じて情報発信をすることで、福祉用具というものを身近な存在として感じていただければ幸いです。
備考
ウェルフェア2023福祉機器展の様子はインスタグラムでも情報発信しております。
インスタグラムアカウント:ハートサービスアスカ株式会社(@heartserviceaska)